住宅ローンを払えなくなっても家を追い出されない不思議

2017年5月10日 0 投稿者: admin_naturesaves

一戸建てなどの住宅は数千万円もすることが珍しくない、
決して安い商品ではありませんので、
金融機関の住宅ローンを利用して月々の返済で入手するのが一般的です。
現金を今すぐ用意しなくても済みますが、住宅ローンを滞納すると、
差し押さえになってせっかく手に入れた家が競売にかけられてしまいます。
しかし、競売を回避する方法があります。
その方法を試せば、家を追い出されずに済むでしょう。
いざという時に、たいへん助かる方法です。

世の中には色々と制度があるみたいです

住宅ローンを滞納しても競売にかけられない方法の一つとして、任意売却があります。
この方法を利用すれば、借金は残るものの家を追い出されるのではなく、
家を売って新たな生活をスタートさせることが可能です。
実際には家を手放さなければならないものの、競売にかけられる事態に陥るよりも
ずっとリスクが少なく、収入に見合った新たな家を探せるようになるのが、
追い出される場合と違う部分です。
任意売却は制度とは違いますが、金融機関と交渉することで、
差し押さえに至ることなく普通に家を売ることができる方法です。
住宅ローンで家を購入した瞬間から自分のものになるのではなく、
金融機関側が抵当権を持っています。
抵当権がある間は勝手に住宅を売ることができませんが、
住宅ローンを滞納して差し押さえになり、競売にかけても高く売れにくいため、
交渉によって金融機関が売却を許してくれるケースが割とあるのが現状です。
高く売れて、そのお金をローン返済に充てることができるのが、任意売却のメリットです。

こういうことを知っておくことが大事

別の制度として、自己破産を利用する方法もあります。
自己破産をすれば家を手放さなければならないものの、借金を返済する義務がなくなります。
任意売却では住宅ローンの残りを返済しなければなりませんので、
一見すると自己破産のほうがメリットがあるように感じるでしょう。
しかし、自己破産をすると10年くらいは新たな借金をすることが難しくなり、
ローンの利用やクレジットカードを作れなくなるデメリットが大きいのが問題です。
また、住宅以外の一定の財産も同時に失ってしまうのが辛いところです。
任意売却は自己破産と違って裁判所を通じて許可を得るのではなく、
金融機関と直接交渉で決まる方法ですから、
自己破産のようなリスクを背負う心配が少なく済むことを知っておきましょう。
住宅ローンを滞納した事実があるため、新たな借金がしにくくなるのは同じですが、
任意売却が決まって住宅ローンの返済を再開すれば、
しばらくして以前のように借金ができる生活に戻ることができます。